2007年03月02日

夕張 vol.1.2で・・・

僕は、みんなに「私になにができるのだろう?」って気持ちになって悩んで欲しいってわけじゃなく、こうやって、悪い状況の中でも笑顔で頑張ってる人達がいるんだ!って事を伝えたい。
きっと、自分の生活の中でも、辛い事や、悔しい事が沢山あると思う。
でも、前向きに考えて生きてく事の大切さを少しでも感じてくれればと思ってる。
「私になにができるのだろう?」この気持ちは絶対に大切だから、今何をして良いのか見つからなくても、その気持ちが自分の生活に影響を及ぼす事は間違いないと思う。
ちょっとしたところで、我慢できたり、優しくなれたり。
直接夕張には関係ないのかもしれないけど、それだけでも、僕は充分だと思う。
そして、今だけそう感じるんじゃなく、ずっと思い続ける事が大切だと思う。
posted by TERU at 14:35| DIARY

夕張 vol.2

本間ストアーをあとにした僕らが向かった先は、ワカサ君が一番会って欲しい人達がいる場所だった。
そこは清水沢学園といって知的障がいのある方々が自分の力で生活し、自分の意志で行動できるようサポートする施設。
現在この施設を入所利用してる方は30名、通所利用してる方は12名、スタッフの方が15名と、とても小規模でありながらも、ここ夕張にとってはとても大切な場所だという事を痛感しました。
まず、先にワカサ君が「ちょっと行ってきます!」と、施設の方に小走りで行ったので、後を追うような形で僕らも向かったんですが、姿を見失い迷うように玄関に入って行ったら施設のスタッフの方々が、「えっ?何でGLAYがこんなとこにいるの?」みたいな顔で見られ、「こんにちわ〜!」と言っておじゃましたら、みんなが集まって来て「GLAYだ〜、GLAYだ〜」と大騒ぎ。(帰り際、ワカサ君には、今日はGLAYが来る事、誰にも言ってませんから!と聞かされる・・・)
まず嬉しかったのは、GLAYを知っててくれた事。
そして、積極的に話しかけてくれた事。
「氷川きよしに会った事ありますか?」とニコニコしながら聞かれた時には、ちょっと嫉妬してみたり(笑)
そんな楽しい会話がしばらく続き、施設長さんの「それじゃ〜いったん部屋に戻りましょう!」という合図で事務室はいつもの静けさに戻り、そこで施設長さんから現在の状況を聞いたんだけど、とても厳しかった。
基本的に夕張市からの援助はストップし、今は札幌市内にある病院の医師に相談し、なんとか最低レベルでもこの場所を維持する為になんとか頑張ってます・・・と。
夕張の病院の状況も聞きました。
清水沢学園を利用してる方の中には、親御さんが人工透析のため札幌の病院に通ってる方がいたり、両親が高齢者だったりと、市内の病院すら存続が危ぶまれる中、不安を抱えてる方が急増してると・・・。
なんか悔しくもなりました。
本当に、この問題は夕張だけの問題なのだろうか?
れっきとした、国の問題なんじゃないんだろうか?
「この子らが生まれた場所で、こうも変わるのならば・・・」
色んな人から話を聞けば聞く程、この腐れきった日本に唾を吐きたくなってくる。
でも、憎しみの連鎖はたちきらなきゃいけないんだよね。
じゃあ、僕達に何が出来るんだろうか?
この現状をまずは伝えて行かなきゃいけないし、国が何もしてくれないんだったら、自分たちの手で、助け合う事が大切なんじゃないかなとも思う。
まあ、結局は国をあてにしてもダメだって事かな。
そんな思いを感じ、この場をあとにするんですが、その時にこの施設を利用してる方々が気持ちを込め織り上げた、さおり織りの織物がある事を知りました。
翌日、そのマフラーを頂き、札幌公演のアンコールで使用したんですが、色鮮やかでかっこ良かった。
たくさん貰ったから、これもプレゼントしようかな。

そうそう、施設をでて車で移動してたら、施設にいた女の子に偶然合って、なんか思い出に残るもの持ってて欲しいな〜と思い鞄の中をあさったら、ズラ〜がいたんだよ。
それを車中から、とっさに渡して、「また絶対来るからね〜!」と言い、その場を過ぎてしまったんだけど・・・。
これさ〜、いつもは絶対にない事なんだけど、家出る前に、何の気なしに部屋に置いてあったズラ〜が、な〜んか気になって、おもむろに鞄に入れたものなんだけど、まさしく、この一瞬のためだけに、誰かがそうさせてくれたんじゃないかな〜と思った。
これを奇跡と呼ぶのかどうかは分からないけど、案外、こんなところに奇跡ってあるのかも?とちょっと嬉しくなった。
だから、これからも信じてみようかなと思った。

世の中、悪い事ばかりじゃないよ。

なんかホクホクした心のまま、次は老人福祉会館へ!
ここに来た理由、それはなんと言っても、夕張の人口の4割がご老人ということで、その方々の憩いの広場はどうなってんだろう?と思うのは当然だよね。
入ってみて、まず最初にびっくりしたのは、床暖房。
ありとあらゆる場所がポカポカ。
そして、お風呂場!
凄かったよ〜!!!
なんか、高級温泉旅館の大風呂みたいで、清潔感もあるし、何よりお年寄りが利用する場所と言う事で、車イスでも入れるっていうのには感動した。
で、今回、色々と説明してくれた人は、情熱派ワカサ君が、この人だったらこの夕張を任せても良いと思える唯一の人と雄弁する、皆川さん。
この方、薬局を営みながら、音楽活動もし、夕張の優しさ担当みたいな人で、夕張に住む人達の事を真剣に考えてる人でした。
そして、この会館と市を繋いでくれる方々にもお会いして、色々とお話を聞きましたが、先ほどの施設同様、助演金がストップ。
会館を利用する方々からは、これから入館料金を頂かなければ、この会館の存続に大きな打撃を与える事となると・・・
苦渋の判断だと思いました。
でも、ご年配の方々の唯一の楽しみの場を無くす事だけはしたくないと・・・
今までは、市の援助もあったので、改善策をぶつける事もままならない状況ではあったけど、市からの援助が全くなくなったので、これからは夕張を支えて来てくれた方々のためにも戦って行きますとも言ってました。
そして、皆川さんは「夕張が全国のご年配の方々の夢のオアシスとなって、余生を楽しく過ごせる街に生まれ変わってくれたら・・・」と、夢を語ってくれました。

全国見渡したら、きっとこういったケースの場所いっぱいあると思うんだ。
国家予算案って、国民から徴収した血税を心ある使い方するために、いい大人が集まって会議する訳でしょう?
多分、みんな感じてることだと思うけど、日本を代表する大人達が、夕張を見放しちゃダメなんだと思うよ。
「こんな事で使われるくらいなら、罰則を受けてもかまわないから税金払いません!」って言う人が出てこないようにしなければね。

それともう一人、会館で出会ったのが大輔といって、昨日まさしく夕張の高校を卒業した男なんだけど、学生映画祭に参加したりと、この年で「夕張に住む僕らは元気です!」というメッセージを込めた映画を今回制作して僕らにそのDVDを手渡してくれたんだけど、夕張の事どう思う?って聞いたら、「凄く大変なのはわかるんですけど、あんまり実感がありません。」って答えたよ。
多分、そこで生活してる人たちって、この状況が今始まったばかりの問題じゃない事を凄く理解して過ごしてるんだと思う。
ただ、今になって報道が、悲惨な街として取り上げてるだけで・・・
この映画の感想は、またあとにするとして、いろんな世代の人達と話しても、やっぱりみんな元気です。

なので、市役所の人はどうなのか?やっぱり気になるよね?
そう、今回、市役所の方々もやっぱり大変なんだけど夢もって頑張ってるって知ったので、次回は役所で頑張ってる僕らと同年代の方の話もしたいと思います。

今日は北海道最終日!
楽しんできます!
posted by TERU at 11:59| YUBARI