2007年05月17日

ノマディック美術館。

以前、紹介した「ashes and snow」を先日、やっと見に行く事ができました。
場所は東京お台場にあるZepp東京の近所なんですが、行ってみてまず驚いたのは、ノマディック美術館の姿。

それほど大きな建物ではないんですが、たくさんの運搬用コンテナをジェンガのように重ね合わせて造られた姿は、ある意味、とてつもなく大きな近代美術作品といった感じで、側面には、像と少年の大きな写真が飾られていました。

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もし、「ashes and snow」の存在を知らなかったら、このコンテナの山の威圧感は凄まじいものなんじゃないか?と思えるほどの存在感で、しばらくの間、建物とにらめっこしたのは僕だけじゃないはずです。

正面に辿り着き、そこで自分の思惑にニヤリとするんですが、まず、僕はこの日を凄く楽しみにしていて、期間中の中で、最も人が少ないであろうと思われる日と時間を狙って来たんですが、的中しました。

まぁ、思惑が的中しようがしまいが関係なく、チケットを買って受け取る瞬間、とてつもない高揚感に身体が身震いしそうになった。
これほど、楽しみにしてたんだな〜と改めて思った。

入り口の扉をくぐる。
目の前に現れたのは、一筋の長い通路と、その脇に浮かぶように佇むコルベール氏が撮った写真達。

写真は、自分の想像を遥かに超える大きさで、和紙のようなオーガニックな紙に印刷され、一つ一つが温かい色合いのスポットで照らされていた。
神秘的なサウンドに自分の足音が重なる。

照明の効果なのか、被写体がどんどん立体的に見えてくる。
瞳を閉じ、動物達と会話するかのように寄り添う少年の姿を見て、動物と人間ではなく、地球に共存する生命を感じ、ふと地球の未来を考えさせられる。

それは一方的なメッセージではなく、もともと心の中に存在する思いを、優しく引き出してもらう様な感じで、写真を見るに重ね、動物達とこんな風に一緒に過ごしてみたい・・・と思うようになってくる。

ゆっくりと・・・ゆっくりと・・・時間を忘れ、写真を眺め・・・・・

ゴルベール氏が、数ある写真の中で、なぜこれを選んだのかを自分なりに心の中で解説する。
そんな時間を過ごしながらも、最初の突き当たりに到着した。

そこには、大きなスクリーンが設置されてあり、これまで見て来た写真が、どのようなシチュエーションで撮影されたのかが、映像で流れていたんですが、それはまさに、コルベール氏の瞳を感じさせるもので、ずっと見てると自分がファインダーを覗いてるような気になってきて、美術館の中だという事をすっかり忘れてしまっていた。

「ashes and snow」の世界に入り込む。

先へ進むと、先ほどと同じようなスクリーンがある。
ここでは、また別の映像が流れていて、チーターと共に瞳を閉じ座る人や、コルベール氏がクジラやマナティと共に遊泳してる姿が見れた。

僕はこの映像で完全に心を打ち抜かれました。
こんな映像を見たのは初めてです。
この感動を言葉にする事はできないので、ぜひ実物を見て欲しい。
大袈裟かもしれないけど、人生観が変わると思う。
見終わった後、心が熱くなってるのがわかる。

そんな、心騒ぐ時間を過ごし進むのですが、始めに歩いて来た場所と対になるような形で、反対側にも同じような通路があり、写真が展示されてるんですが、そこにもやはりスクリーンがあり、また新たな映像が流れてた。
カヤックに寝そべる女性とミーアキャットが印象的だった。

もっと、ゆったりとした時間を自然とともに過ごしてみては?と言われてる気がして、自分の生活を照らし合わせてみる。
文明が進み崩壊の一途を歩み始めた地球に、一体僕達は何を残して行けるのか?考えさせられる。
以前、「あなたが世界を変える日」という本を紹介しましたが、「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」という言葉が頭をよぎった。

美術館に入る時と、出口に向かいながら歩く時との心の重さの違いを感じながらも残りの写真を見るんだけど、どんどん見方が変わってくる。
動物達は、これからどうなっていくんだろう?
自然破壊が進めは進む程に、動物達にとっては生きづらい地球になっていくんだろうし・・・。
100年後の地球は一体、どうなってるんだろう?

海や川を汚したくない。
木々を枯らしたくない。
青空を灰色にしたくない。

そんな気持ちにさせてくれた。
「ashes and snow」で見せてくれた素晴らしい映像の世界は、現実に今ある美しい世界。
美しい世界に触れると、心がキラキラして心地よい。

美術館を出ると、GOODS売り場があった。
感動した心は、誘われるがままに、お財布のひもを緩ませるのでした・・・

ノマディック美術館は、6月24日までです。
遠くて行けない方には、DVDとカタログお薦めしたいので取り扱い書店のURL載せておきます。

嶋田洋書ホームページ
http://www.b-info.jp/shimadayosho/

紀伊国屋書店ホームページ
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/obunruih2.cgi?MODE=1
posted by TERU at 02:41| Recommend | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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